第158章

  転移陣に踏み入った一団は、真っ先に例の魔獣を確認しに走った。検査魔法を立て続けに叩き込み、実験用に用意した数頭がどれも元気に暴れ回っていること、四肢の欠損もなく、体内にも異常がないことを確かめる。

  それから今度は、他の荷の検品だ。手元のリストを片手に、ひとつひとつ照合していく。目を皿にして、執拗なほど丁寧に。

  そして最後に――転移の前後で、何ひとつ変化が起きていないと結論が出た。

  つまり。

  転移実験は成功したのだ。

  その宣言が出た瞬間、魔法使いたちはもちろん周囲の者たちも沸き立った。公爵ですら口元を緩め、すぐさまアリシアの傍へ寄ってくる。

  「消費はどれ...

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